JeffreyFrancesco.org 公開日 タグ Tag Permalink 現在地 Facebook page Twitter RSS feed

Facebook にログインすると右側に「知り合いかも?」てのが表示されますよね。まあ大抵は実際に知り合いであったりその友達であったりなんですが、とにかくそういう場合は名前の下に「共通の友達○人」というのが表示されてて、そこから Facebook 上でのつながり(共通の友達のリスト)の確認ができるようになっています。

で、さらにそのすぐ下には「友達になる」というリンクが配置されていまして、ここからも友達リクエストを送信できるようになっています。ところがですね、この「友達になる」が他の友達リクエスト送信ボタンと違うのは、クリックすると何の確認もなくいきなりその人に友達リクエストを送ってしまうという、なんとも残念な仕様になっているところです。これがたまに悲劇を生み出す訳です。

どういうロジックで引っぱってきてるのか分かりませんが、ごくたまーにこの欄に Facebook 上でのつながりが全くない人が表示されてることがあります。そういう場合、当然ながら「共通の友達○人」というのが出てこないので、名前のすぐ下が「友達になる」という状態。ここで勘違いして「誰これ?友達の友達にいてたっけなあ…」とか思って、いつものクセでリストを確認しようとして、ついうっかり「友達になる」をクリックしてしまうとさあ大変。全く知らない人に友達リクエストを送信してしまうというひどい展開になります。涙

しかも余計なことに、コイツをクリックすると「友達リクエストを送信しました」という表示が出たあとに数秒で(無駄にフェイドアウトするエフェクトを伴いながら)一覧からその人が消えてしまうのですよね。名前さえ覚えていれば、その人のプロフィールページを探して辿り着けばそこからリクエストの取り消しできますが、こういう時は名前も大抵うろ覚えなので、検索して探そうにもそもそも名前が分からないから探しようがないという、実に残念な状態に陥ってる場合がほとんどです。

…とまあ、こういうことってよくありますよね? え、ないですか? 私は今朝ので2度目なんですがorz

まあクリックする前に確認しろよって話でもあるんですが、やっぱり「うっかり」ってのは誰にでもあるので、普段から十分気を付けていたとしても全く避けることは難しいと思います。なので本当はこの辺 Facebook 側で仕様変更して欲しいのですが、なんというか、色々使ってみて最近思ったのですが、そもそもあちらにそういう修正をしていただくのはあんまり期待できない気がします。涙 なのでここは一つ、こちら側でも対策を立てておく事にいたしましょう。

という訳で、そんな場合に備えてご登場いただくのが Unfriend Finder というスクリプト。ユーザ・スクリプトを登録できるブラウザであればどれでも動作するはず(一部のブラウザはアドオンが必要です)。ダウンロードとインストールは本家サイトの Download ページか Userscripts.org から。必要なアドオンとか、そもそもユーザ・スクリプトって何?っていう話は、ただでさえ長くなりがちなエントリがあまりにも長くなるなどの事情により今回は割愛します(意訳: 面倒くさい)ので、その辺からして分からない方は申し訳ございませんが、ご自身でがんばって Let's ggrks!

さてこの Unfriend Finder ですが、検索してみるとお分かりの通り、大抵のサイトでは「自分が友達リストから削除された時に通知してくれる」とか「送信したリクエストが保留されてたり拒否されてないかを調べられる」とか紹介されてまして、まあ非常にネガティブ感溢れるというか、正直これインストールしてる人とは友達にはなりたくないなあ、などと思わずにはいられないのですが、実はこの後半に書いた「送信したリクエストが」云々という部分がミソ。要は自分が送信した友達リクエストが一覧できる訳ですよ。

つまり、冒頭で書いたような「名前もよく分からないくらい知らない人にうっかり友達リクエストを送っちゃった」場合も、一覧画面で誰に送ってしまったかが確認できるということです。さらに、通常ならリクエストの取り消しはその人のプロフィールページにわざわざアクセスする必要がありますが、ここのリクエスト一覧の右端には「つながりを解除」というボタンが用意してあって、ワンクリックでリクエストの送信を取り消す事ができるのですよ。

以下、スクリーンショットを交えて説明を。今回の撮影に関しては James くんと Patricia さんのお二人にご協力いただきました。なおこの二人はアプリ開発者用のテストアカウントで作成したものであり、私の裏アカウントでも実在の人物でもないので、その辺はあらかじめご理解しておいていただきたく思います。

それでは、まずは James くんと Patricia さんにログインしてもらいましょう。

James くんは Unfriend Finder をインストール済みの Firefox(下)、Patricia さんは Safari(上) にてそれぞれログインしています。

Unfriend Finder をインストール済みの James くんのホーム画面左側とメニュー部分に「Unfriends」というリンクが表示されているのが確認できるかと思います。

ここで「知り合いかも?」が上手い具合に出てくれればいいのですがそうもいかないようなので、James くんに Patricia さんを検索してもらいましょう。

検索したら Patricia さんが見つかりました。

Patricia さんも見つかりましたので James くんに友達リクエストを送信してもらいます。

Patricia さんに友達リクエストが届きました。

Patricia さんには承認をお待ちいただいて、ここで James くんに先ほどの「Unfriends」のところをクリックしてもらいます。すると次のような画面になります。

この画面がデフォルト画面になります。すでに友達である人からつながりを解除された場合などに誰から解除されたのか?が表示される画面ですね。今はまだ誰も友達がいないので何も表示されていません。

左側のメニュー部分が展開されてその下に「承認待ちのリクエスト [1]」というのが現れます。ここをクリックしますと…

自分が申請を送信したけど相手に保留されているリクエストの一覧が表示されます。

「Patricia Francesco 友達リクエストが保留中です」とありますね。あとはこの部分にマウスオーバーすると「つながりを解除」というボタンが出てきますのでそれをクリックすれば、無事?友達リクエストを取り消す事が出来ます。

Patricia さんの画面からも「友達リクエストを承認」という通知が消えていますね。めでたしめでたし。

うーん便利。確かにトータルで見るとどうしても「これってなんだかなあ」って感じがするので積極的には導入しづらいし、こういうのに拒否感のある方もいらっしゃるだろうから万人にお勧めはしづらいスクリプトではありますが、その他の部分は置いといてこれだけはやっぱり便利だなあと。なので、もしもの時のためにインストールはしておいても損はないかなあ、というのがとりあえずの感想ですね。

個人的には、誰に友達から削除されたとかの機能いらないから、この部分だけ取り出して単独のユーザ・スクリプトとして配布してほしいんですが、きっとそういう訳にもいかないんでしょうね。まあ、用さえ済めば別にこのスクリプトは必要ないので、必要なければ普段はオフにしておけばいいかと。もしくは普段は使わないサブブラウザにインストールしておいて、必要になったらそちらから Facebook にログインして、さっさと取り消しだけして閉じるとかですかね(私はそうしてます)。

まあ、今回書いたような「ついうっかり」がよく発生する方は、ぜひ一度お試しいただければと思います。

つーかそもそも Facebook 側が友達リクエスト送信一覧ってのを準備しとけばいいだけの話であって、それ以前に確認ダイアログなしに送信するあの仕様をだな(以下前半に戻って繰り返しになるので省略