こなさんみんばんわ。
これは Jeffrey Francesco Advent Calendar 2024 23 日目の記事でヤンス・ヨハンソン(誰?)
昨日の「やんす」で唐突に思い出した Macintosh Garden【めのう】さんのフレーズを完コピ(違
2010 年で更新が止まってるのは知ってたけど、気が付いたらいつのまにか無くなっていてちょっと悲しかった思い出。ちなみに Wayback Machine で振り返ると 2015 年 4 月 1 日まではアーカイブが残っているので、その翌年くらいまでの間に消えたんですかね。
以上、あの当時の Apple 界隈を知ってる人以外にはまったくもって興味のなさそうな話題でした。涙
さて、今日は何書こうかなぁと考えたんですが、そういえば「いつか書くかも」とかいいながら結局書いてないネタがひとつありました。こちらでも 10 月 25 日にお知らせした G-ground Orchestra の赤れんがサマージャズ+ 2024 でのライブ動画をどうやって作ったか…みたいな話ですね。いい機会なので今日はこれを書いてみようと思います。
制作したライブ動画
👇 とりあえずサンプルで再掲。こんな感じの動画が 3 本アップされております。全動画は G-ground 公式チャンネル にて。
まずはカメラの話から
ご覧いただけますと分かるんですが、割と色々な画角の映像があるので、いったいカメラ何台使ってるんだろう? と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、使ったカメラは実は 2 台だけです。セッティングは 👇 こんな感じ。
…適当すぎるやろ。涙
順に解説していきます。
ステージ正面のカメラ: ZOOM Q8n-4K
実際の撮影時に撮った写真じゃなくて申し訳ないですが…ステージ正面から全体を押さえる用のカメラには、ZOOM の Q8n-4K を使っております。
これについては昨日のブログでもちょこっと触れておりますが、4K なんだけど録れる画質そのものはいうほどでもなくて、どちらかというと音声クオリティの部分優先で使っております。えっ何でそんなカメラをメインで使ってるかって? それは簡単、まともなマイクを装備してるカメラが手元にこれしかないから😅
僕の楽器前のカメラ: GoPro MAX
もうひとつのカメラがこれ、360 度カメラの GoPro MAX です。これは僕の楽器の前、譜面閲覧用の iPad Pro を取り付けているマイクスタンドに立てて置いてました…が、これもその時に撮った写真はないです!(力入れんでええわ😭
一連の動画のキモとなる部分でありまして、実は正面からの映像以外はすべてこのカメラで撮影したもの。その映像を編集段階でリフレームという作業をすることによって、あっち向けたりこっち向けたりパンしてるように見せかけたりしております。
ちなみにこの GoPro MAX は今年の 2 月に買いまして、最初は外で満開の桜の下を歩いてみた動画なんかを撮ってました。そういう作業をする中で使い方もだいぶ分かってきたので、こうやってライブ動画の撮影に使って色々試している次第です。
でもこの機種って登場自体はもうかなり古いものなので、正直スペックとか画質とかは最近出てる他の 360 度カメラと比較してとても見劣りしますかね😭 ぶっちゃけた話 Insta360 X4 とかにさっさと買い替えたいところなんですが、先立つものが…誰か買って( ゚д゚)クレ。
音声: 実はカメラで録った音ではない
次に動画の音声についてですが、最初は Q8n-4K で撮った動画に入ってるものをそのまま使ってたんですが、実はそのライブで PA さんが作業しながら一緒に録ってたというマルチトラックの音声データがありまして、そのデータを後日もらったギター小野さんがミックスし直して作成した 2mix データを、動画の音声として使用しております。
そのマルチトラックのデータについても、マイク収録のヴォーカルトラックについては音声分離ソフトでバックのかぶりを取り除いたものを使ってるみたいです。一連の動画の音声がとってもクリアなのはそのあたりが要因だといえます。
編集に使用したソフト
360 度動画のリフレーム用と、編集用との 2 つ。
360 度動画のリフレーム: GoPro Player
GoPro のカメラで撮影した独自フォーマットの 360 度動画の再生や YouTube などにアップできる形式でのエクスポート、リフレームという視点を変える作業などを施したうえで普通の動画としてエクスポートする作業などができる GoPro 純正のソフトです。
これでやる作業としてはリフレームが主というか、それ専用です。で、エクスポートした動画を素材として使います。
編集作業と書き出し: Blackmagic Design DaVinci Resolve(無料版)
本当は使い慣れてる Adobe Premiere Pro が使えると一番いいんですが、色々と事情がございまして😭 現在はこちらの DaVinch Resolve を使っております。無料版だと一部機能が限定されますが、これくらいの動画を作成するのに必要な機能はほぼ使えるのでとても助かりますね。
先の GoPro Player でエクスポートした 360 度カメラのリフレーム済動画データと Q8n-4K の撮影データ、2mix の音声データはすべてこのに素材として取り込みます。あとは同期させてカットしたり色合わせしたりエフェクト掛けたり etc. 色々やって動画を作成、終わったらレンダリングして YouTube にアップして完了です。
…えーと、これではあまりにも省略しすぎなので😭 ここからは具体的な作業とか使用したテクニック(というほどでもないですが)などを思い出せるだけ書いておきます。
2 つの動画と音声の同期
僕の古い知識だと、こういうのはタイムコードがないコンシューマー機器では大変じゃないのかな…とか思ってしまう訳ですが、最近のソフトは賢くなっているのでこれくらいあっという間にやってくれるんですね。
他のソフトのことはちょっと分かりませんが、DaVinci Resolve ですと
- カットページのメディアプールで(必要なら素材を複数選択して)「クリップを同期」をクリック
- 開いたウィンドウにて「次に基づいて同期」を「オーディオ」にする
- あとは「Auto Sync」ボタンをクリックすれば、ソフトが各クリップの音声部分を解析して自動で位置合わせしてくれる
くらいのステップで終わりです。すごいねー。
色合わせはカット編集前に通しでまずやってしまって、あとから編集に入った方が楽
複数カメラを使うとそれぞれの色味が違うので、カラーグレーディングという色味を合わせる作業が必要になるんですが、今回のライブの動画はどちらもカメラ固定ですから、ひとつのカメラの色味が最初と最後でそんなに変わる訳ではないじゃないですか。
なので、カット編集とかを始める前にとりあえず同期したクリップを頭から終わりまで配置してしまって、各クリップを見較べながらさっさと色合わせをしてしまい、それが終わった後でカット編集などをしていったほうが圧倒的に楽だし速いし、考えることも少なくて済みます。その後で変な部分が出てきたら微調整をするくらいでいいんじゃないでしょうか
まぁプロの人が見たら「そんなんじゃあかん」とか言うのかもしれませんが😅 とりあえず一連の動画についてはそんな感じでやりました。それでも違和感は少ない方じゃないかと思います。
フル HD で出す動画だとしても、撮影を 4K でやっておく利点
「YouTube にはフル HD でアップするから 4K とか別にいらんでしょ」みたいなことを言う方がたまにいらっしゃいます。カメラ固定で一ヶ所から撮影したのをそのままアップするならそれでもいいと思いますが、今回の動画のようにあとで色々と編集を入れようと思っているのであれば、そんな場合でもなるべく 4K で撮影しておいた方がいいと僕は思っています。
なぜかというと、そうしておけば「ちょっとここでズームしたい」とか思った時に気軽にデジタル領域でズームができるからです。4K 撮影していればデジタルで 2 倍ズームしたとしてもフル HD 画質が確保できますよね? 元がフル HD だとそうはいかなくて、確実にフル HD 以下のクオリティに落ちてしまいます。
実際今回の動画では、Q8n-4K で撮影した正面からの映像に関しては積極的に変形によるズームやダイナミックズーム、拡大することで範囲が切り取られることを利用した映像のパンニングなどを行っております。動画をご覧いただければ、こういったエフェクトがいいアクセントになってると感じていただけると思うのですが、いかがでしょうか。
変に派手なエフェクトとかトランジションとかいっぱい使わんでもいい
今回は Love on a Two Way Street の動画でちょっとクロスディゾルブを掛けて映像を重ねるような効果を出してる以外は、そんなに派手なエフェクトとかトランジションを使ってないんですね。それでも別に動画を見て「全然やな〜もっと色々な効果入れたらええのに」とは思わんかったでしょう?
ですから、動画編集をやろうと思う人はそういうところばかりに目を向けるんじゃなくて、まずはもっと基本的なことから始めるのがいいと思いますね。特に音楽ビデオだとビートに合わせてびしっとカットが切り替わってるだけでそれなりに見られますから、そういうのをおろそかにしないようにしてほしいです。
…はい、これ以上はもう思い出せないです😅 また何か思い出したら後日追加します。
そんな訳で
本日は G-ground Orchestra の一連のライブ動画がどのように作られたかについて、使用機材やソフトのことを中心に、ちょっとだけ具体的な作業や考え方なども交えて書いてみました。
まぁでもこういうのは作業しながらメモ感覚で書いてさっさと出すとか、作業完了した時点でなるべく早めに書くとかしないとダメですね。もうやってたこと全然思い出せませんわ😭
という訳で、読んでもあんまりよく分からない文章になってるかと思いますが、ご容赦くださいませ。失礼します。