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名古屋のシンボル、ナナちゃん

こなさんみんばんわ。
そんな訳で、1月27日・28日の2日間、名古屋に行っておりました。

出かける2日前くらいに今冬一番の大寒波が到来、大雪で公共交通機関が運休したり高速道路が通行止めになったりして、果たして当日出かけられるのか? と心配してましたが、そこまでひどくはならなくて一安心。京都縦貫道の交通規制がなかなか解除されなかったので、念のために京都までの行程を高速バスから電車に変更しましたが、そこから先は当初予定通り、難なく名古屋へと到着いたしました。

会場近くのホテルにチェックインし、しばらく休憩の後、そそくさと目的地に向かいます。その目的地…というか、今回の旅のメイン・イベントはこちら。

会場となるThe Bottom Line。表には“Jan 27 Elephant Gym”の文字とツアー・フライヤー。

そう、台湾は高雄出身のバンドElephant Gym(大象體操)が、新アルバム「WORLD」のリリースに合わせて行っている「The “WORLD” Tour」の名古屋公演です。ゲストは象眠舎。象さん×象さんですね。

僕がこのバンドを知ったのは2018年くらいで、たまたまYouTubeのおすすめに出てきたこの演奏動画がきっかけ。もう冒頭の、にこやかに笑いながら両手タッピングのフレーズをさらっと演奏するKTのビジュアルに、一気に心持っていかれたのを覚えています。
あと「ベーシストの技量・演奏の上手さと使ってる楽器の弦の本数は、必ずしも比例するとは限らない」ということに気が付いた瞬間でもあります。笑

もちろん他のメンバーの演奏テクニックも、バンドとしてのアンサンブルも素晴らしいですし、何より楽曲の完成度が高い。台湾にもこんなすごいバンドがいるのかと…そこからしばらくは狂ったように、SpotifyやYouTubeで音源や動画を漁ってましたね。「マスロック」という音楽ジャンルがあるというのを知ったのも、彼女たちがきっかけです。とにかく、衝撃でした。

そんな訳で、ここ数年間「コロナ禍が明けたら絶対にライブを観に行きたいいや行ってやるアーティスト」リストの筆頭あたりに入ってたElephant Gymのツアー、スケジュールを見て行けるぞ! となったら、躊躇する理由がありません。無事先行受付に当選し、この日を心待ちにしてたという訳です。


まぁそんなことはさておき、17時になりましたので会場入り。整理番号7番というラッキー・チケットだったのに、ドリンク引き換えている間に最前列はほぼ埋まっており、二列目の中央やや左寄りになってしまいました。涙

ギターとベースの間くらいの位置に陣取ります。

なんかチケットがあんまり売れてなくて、当日券も出しますという話だったのですが、開場して30分後くらいに後ろを振り返ってみたらけっこうお客さんで埋まってて、ああよかったねと。

開演15分くらい前からハイネケンを開けてちびちび飲んでると、18時ちょうどくらいにライブスタート。のっけから、メンバー3人のテクニカルな演奏に一部打ち込みによるサウンドも加えた、タイトなアンサンブルが次々に展開されていきます。

あっ、ここから何枚かライブ中の写真が出てきますけど、彼女たちのライブは撮影もSNSアップロードもOK(太っ腹)だそうで1、それならとありがたく撮影させていただいたものです。なので、別に隠し撮りをしてた訳やないぞ! ということだけは強く申し上げておきます。涙

ドラムのトゥさん(Chia-Chin Tu)が使ってるセットは、スネアが3つもセッティングされているという独特のもの。2つはよく見かけますけどね。あとバック・トラックを出してるのも彼かな? 僕の位置からはよく見えなかったのでアレですが。粒の揃ったドラミングが気持ちいいです。

お兄ちゃんのテルさん(Tell Chang)は、ギターとピアノを行ったり来たり。どちらも上手いので、鍵盤奏者のくせにピアノをあんまり弾けない俺は立つ瀬がない。涙 名古屋のステージにはTENDREさんがいなかったので、「Feather」ではメイン・ヴォーカルも披露。

そして、バンドの顔ともいえる存在、ベースのKTちゃん(KT Chang)。フィンガー・ピッキングにタッピング、時にスラップなどを織り交ぜつつ、しっかりボトムを支えながらも、単なるベース・ラインだけに留まらないプレイを披露していきます。しかも時には歌いながら、時には500ml缶ビールをあおりながらw

そんなテクニカルなプレイを、クールにさらっとやってのけるところがとてもカッコいいのだけど、一度スイッチが入った時の、弦を断ち切るかのように激しくかき鳴らす熱いプレイもこれまた堪らんのですよ。静と動のギャップ萌えとでもいいましょうか、とにかく観ていて飽きないです。

そんなバンド・サウンドに今回花を添えていたのが、ゲストの象眠舎ホーン・セクション。主催の⼩⻄遼さん(sax)を筆頭に、トランペット・トロンボーン・フルートの四管編成で、アルバムに収録されたオーケストラ・バージョンの楽曲を中心に5曲ほど?(ちゃんと数えてなかった、涙)参加されてました。3人だけの演奏とはまた違ったカラフルな華やかさがあり、とてもいい感じでした。

ちなみに、途中テルのギターの弦が切れるというハプニングがあって、その間の繋ぎのためにバンドと象眠舎の出会いは…という話を即興でされてたのだけど、もう二週間も経つので内容よく覚えていません。いや覚えてるうちに書けよ。涙

まぁそんなハプニングがありつつもライブは進行し、僕が一番聴きたかった「Finger」もやってくれたところで、そろそろラストに突入。KTの「アンコールはないです!」というMCに対して客席から「えーっ!」というお約束の声w が上がるも、再び象眠舎を交えて2曲演奏したところで、宣言通りライブは終了。最後はみんなで記念撮影をして終演となりました。あっ俺その時にお兄ちゃんとグータッチした。笑

あとで終了時間を振り返ったところ、およそ1時間40分の長丁場だったようですが、実際に現場にいる間はそんなこと(「長い…」みたいなの)を一切感じることがなくて、本当にあっという間の1時間40分だったと思います。個人のSNSにもアップしましたが、まじAwesome Performance!! 最高に幸せな時間を過ごしたのでした。

終演後、ステージ向かって左側よりバンドセット全体を撮影…したつもりなのに、ギターブース見切れててエフェクター・ボードしか写ってない。涙

終演後はステージ写真を何枚か撮影させてもらい、MCで「グッズかわいいよ、買ってくれないと儲からないよ、買って…(´・_・`)」とか切実に語ってたので何か買ってあげたかったのだけど、まぁ現在無職の僕は今後のこともあるので泣く泣くあきらめ、涙 ボトムラインを後にしました。

しかし、ここからちょっとした悲劇が発生…

ライブ終わったらちょうどお腹空く頃じゃないですか。何食べようかなーと思って事前に周辺のめし事情を調べてて、やっぱり台湾のバンドを観た後は本場の台湾ラーメン(謎)を食いに味仙 今池本店に行くべきやろ! と決めておりましたので、会場から10分くらい歩いて店に着いたんですよ。

そしたらね、「リニューアルに伴う改装工事」とやらで休業中でしたん…

なんやて…(´・_・`)


補足。今回は大阪公演(1月25日)もあったのに、なぜわざわざ舞鶴から名古屋? と思われた方がいるかもしれませんが、先行受付の時はこの頃にはもう再就職してる気満々でいたので、単に土曜日公演である名古屋を取ったというだけの話ですね。

その後ここまで再就職決まらなくて、だったら別に大阪公演でよかったんちゃうか? とか思ったのも確かですが、でももしもこれ大阪を選んでいたら、当日は大寒波の影響で交通機関使えなくて、泣く泣くキャンセルせざるを得なかった可能性が高かった訳ですよ。その辺は悪運が強いというか…こんなところで運使い果たしてる場合違うけどね。涙

まぁ何といいますか、人生って何が影響するか分かんないですね。これからもがんばろう(何

  1. いや、もしかすると全曲って訳ではないのかもしれない。汗 なんだけど、客席のみなさんけっこう最初からスマホ構えてガンガン撮影してたので、多分そうなんだと思うのだけどな…